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言葉の檻のなかで吼えている獣 中島敦の詩的遍歴

¥2,000 税込

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今年で生誕110年を迎えた中島敦の「山月記」をはじめとする連作「古譚」を詩論(詩人論)として読み解いた中島敦「古譚」論です。noteにて連載していた「言葉の檻のなかで吼えている獣」を大幅に改訂し、「山月記」論を書き下ろしたものになります。
https://note.mu/endeavor_blue/n/n22405280e2d0?magazine_key=m22caef56ec35

目次

はじめに、にかえて
第一章 「古譚」のなかの「山月記」――言葉の根源をめぐる旅
    中島敦の遍歴
    「山月記」における「詩」
    「山月記」は連作
    言葉の檻のなかで吼えている獣

第二章 「狐憑」――詩人の運命、消費・承認・共感
    動物の歌
    李徴が虎になったわけ
    「狐憑」を読む
    詩人は喰われる運命
    言葉に取り憑かれた妖怪(ばけもの)
第三章 「木乃伊」――これは、私だ。
    亡霊を見ている
    「木乃伊」を読む
    わかってしまったら狂ってしまう
    これは私の言葉だ

第四章 「文字禍」――分節化と絶対無分節の世界
    「現象to現象」と言語の限界
    「文字禍」を読む
    分節化と絶対無分節
    「地獄の季節」を生きる詩人

第五章 「山月記」――「真の詩人」の誕生
    「山月記」を読む
    「螺旋階段」の風景
    獣の言葉
    もう一人の「詩人」
    「苦悩」という「行動」の跡



発行日 2019年12月4日
著者 佐々木蒼馬
言語 日本語
印刷所 ポプルス

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